2007秋バースデイきっぷ旅行記(3日目)

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(以下の撮影日は特に説明がなければ旅行日)

10月14日(日)松山〜児島間8M特急しおかぜ8号

今年のバースデイきっぷも最終日。今日は8Mで出発して、9Dで帰ることになっている。明日から西条祭りが本格的に始まるから、その準備風景が見られるかもしれないと思っていたのだが、そんなものは何処にもなかった。ただ、来年は新居浜祭りの最終日が土曜日になるので、そこへ出かけるかもしれない。10月は行事が多い。今年みたいに台風が来なければよいのだが、3年前のようなことになったら大変だ。

  

(左:児島駅でのアンパンマントロッコ、右:児島駅2529M)

というわけで、一気に宇多津まで行って、再び「宇多津でふたづに分かれます」というギャグを飛ばして、そして瀬戸大橋を渡る。この瀬戸大橋は四国側から南備讃瀬戸大橋、北備讃瀬戸大橋、与島橋、櫃石島橋、下津井瀬戸大橋の5橋で成り立っている。

そのうち、最初の南備讃瀬戸大橋と北備讃瀬戸大橋は普通に走っていたら、何処が境界かはわからないことが多い。これは、下をよく見ていると、三つ子島があるため、そこで橋が分かれている。このあたりは故宮脇俊三氏が述べているが、南備讃瀬戸大橋が全長1,725メートル、北備讃瀬戸大橋が全長1,611メートルで、もしここに三つ子島がなければ、全長3,300メートルの大橋を造ることになったわけで、そうしたら、この橋が最初に造られたかどうか判らない。だから、香川県民は三つ子島に敬意を表するべきだ、という意味のことを書いている。もっとも明石海峡大橋が全長3,911メートルだし、だからといって、西瀬戸自動車道が優位になるはずがないから、結局は完成が遅れただけであろうとは思う。

  

(左:児島駅1530M、右:児島駅5M)

児島からはいつものとおり、マリンライナーで高松へと向かう。かずまるはいつもながら岡山へ行きたいというが、バースデイきっぷが使えないから仕方がない。2年前にサンライズ瀬戸に乗車した時は夜だったから、それを除くと、かずまるの鉄道の乗り方は、児島〜宇多津間ば乗車しても(坂出へ向かう場合も、形上は宇多津駅構内を通ることになっている)、宇多津〜岡山間が残され、新大阪〜岡山〜三原間は2回(うち福山までが1回)乗車している。といいながら、来年の夏休みは500系新幹線がまだ(こだまででも)走っていたら、松山〜大阪間夜行船利用して、500系新幹線に乗って、広島へ旅行しようという案がないでもない。それにしても、時速300キロの「特急こだま」かあ。

10月14日(日)児島〜高松間3137M快速マリンライナー17号

マリンライナーは今年も最前列パノラママリンに座れたが、今年も運転士側になってしまった。多分買い方に問題があるのだと思う。それが証拠に、通路を挟んで隣の客は団体らしく、入れ替わり立ち代り人が座っていた。もし、彼等のほうが先に買っていたら、多分4席とも占領されていると思う。ちなみに、この座席を希望する場合は、マリンライナーのグリーン車ではなく、「パノラママリン」と指定する必要がある。が、当のかずまるは座席に座らずに、その後ろにずっと立っていた。この場所は場所が左右反対ではあるが関口さんが座っていた場所である。10時26分高松着。

  

(左右:児島駅3138M)

さて、今日はさぬきうどんを食べてから帰ることになっている。が、高松駅ビルの食堂はファーストフードを除いて11時からの営業である。このため、当初はすぐに10時39分発の1011Mで丸亀へ行って、駅前でうどんを食べようと思っていた。が、前日にインターネットで駅前の様子を見ていたら、なんと日曜日は軒並み休業となっている。もっとも、多分評判の店は載ってない可能性があるのだが、完全に気勢を削がれてしまって、なんでもよいから高松駅前で食べようかと思いついた。というわけで、8M乗車前に1011Mから1013Dへと乗車変更をしたのであった。

そういうわけで、高松へやってきたのだが、当然駅ビルの店は閉まっている。しかも、昨年食べたうどんはなんとなく本来のさぬきうどんではないような気がしないでもない。私の友人には香川県人が多く、学生時代は彼等のうんちくを相当聞かされたし、本場のうどんを食べに行ったこともあり、一応は味を知っている。とりあえず、駅を一旦出て、付近を物色することにした。

で、駅前にあるちょいと小汚い店に入ってみることにした。うーん、本場のさぬきうどんは、一旦湯を通した後は、水に通して、そのままつゆなしで皿に盛り、ちょっと醤油をつけて食べるはずなのだが、この店はつゆと釜揚げが主流だから、友人に言わせると本場とは言わないかもしれない。が、麺そのものは相当こしがある。よだんだが、その夜は鍋にして、我が家では以前から鍋にうどんをいれる週間があるのだが、その夜はかずまるがうどんがまずいと言ってほとんど食べなかったのだから、かずまるの感動が判ると思う。

  

(左:高松駅1013D、右:宇多津駅9D)

10月14日(日)高松〜宇多津間1013D特急いしづち13号

そうこうするうちに、最終ランナーの時間がやって来た。我々は当然ながら2152ロールパンナである。が、座席番号は7号車3番ABである。今回のシリーズ最初に乗車した1001Dの経験から、多分切符は3番から7番へと売り、最後に2番を売るのだと思う。基本的に3番から売るということは、かつてキハ28-5000に乗車したとき、車掌が教えてくれた。そういえば、1051Dでも3番にはわよく見知らぬ人が座っている。だから、我々は出発と同時に1番ABと移り、検札では「坂出で乗車してきたら移動します」と言ったら認めてくれた。が、本当に坂出で乗ってきても、そのとき我々は、多分デッキに移動すると思う。

そして、坂出を出発して、宇多津の高架橋が見えてきたときに、前方に9Dが走っているのが見えた。宇多津で1号車1番ABに移動すれば、この旅は終焉を迎える。

  

(左:伊予西条駅EF210、右:伊予西条駅にて)

10月14日(日)宇多津〜松山間9D特急しおかぜ9号

7号車から1号車へと移動し、1番ABに座ったが、この車両は昨日、高光駅付近で軽トラックと接触事故を起こした「どきんちゃん」である。松山に着いて車両を確認したが、確かに一部車体がゆがんでいた。が、それにしても、軽トラックと接触してあの程度のゆがみで済むものかとも思う。ヘッドマークは人と接触しても割れる。ちなみに、ヘッドライトは昨日中に修理したらしいことを乗務員が話していた。

伊予西条では、最後の最後に明日から始まる西条祭りに備えて、だんじりを整備しているシーンを見ることができた。そして、まもなく、今年のバースデイきっぷも終わりがやってきたのであった。(2007.11.06)

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